「ホットヨガと常温ヨガ、どっちがいいんだろう?」そんな疑問を持ったことはありませんか?

ホットヨガはいっぱい汗をかけるって聞くし…でも、常温ヨガのほうが体に優しいって言う人もいて、正直よくわからないんです。
確かに、多くの記事では「ホットヨガ=汗をかける」「常温ヨガ=リラックスできる」と説明されています。
でも実は、その違いは 汗の量だけでは語れない のです。



ヨガをするとき、体の深部では“脳幹”が働いて、自律神経や体温をコントロールしています。その働き方が、ホットヨガと常温ヨガではまったく違うんですよ。
この記事では、
- ホットヨガと常温ヨガの基本的な違い
- 季節やライフスタイルに合う選び方
- そして“脳幹と自律神経の視点”から見た意外な違い
をお伝えします。
最後まで読むと「自分に合うヨガ」がきっと見えてきますよ。
ホットヨガと常温ヨガの基本的な違い


ヨガは同じポーズをとっても、行う環境によって体への影響が大きく変わります。
代表的なのが「ホットヨガ」と「常温ヨガ」です。
ホットヨガ


- 室温35〜40℃、湿度60%前後の高温多湿環境で行うヨガ
- 体が温まるので筋肉が伸びやすく、汗をたくさんかくのが特徴
- デトックスや柔軟性アップを目的にする人に人気



レッスン後はTシャツがびしょびしょ!達成感があって気持ちいいんです。
常温ヨガ


- 普通の室温(20〜25℃前後)の環境で行うヨガ
- 自然な体温変化の中で呼吸や姿勢をじっくり感じられる
- 無理なく続けやすく、体力に自信がない人でも取り組みやすい



常温ヨガは“落ち着いて自分と向き合える時間”って感じが好きです。
季節・気候との相性


ヨガは「どの季節に、どんな環境で行うか」によっても感じ方が変わります。
ホットヨガと常温ヨガ、それぞれの季節との相性を見てみましょう。
夏のホットヨガ


外も暑いのに、さらに高温多湿のスタジオに入ると、体温調節機能がフル稼働します。
発汗はスッキリ感につながりますが、疲労や脱水も起こりやすいので注意が必要です。



真夏のホットヨガ後、外に出たらサウナが二重で襲ってきてクラクラしました…
冬のホットヨガ


冷えやすい季節に体をしっかり温めてくれるので、冬場は特に気持ちよく感じられます。
冷え性の方にはメリット大。
夏の常温ヨガ


室内は快適な温度なので、外気との差が大きすぎず、呼吸が乱れにくいのが魅力。
暑さでバテやすい時期でも無理なく続けられます。
冬の常温ヨガ


最初は体が冷えていても、呼吸と動きで少しずつ内側から温まり、自然な体温変化を感じられます。
体をじっくりほぐす心地よさが際立つ季節です。



冬に常温ヨガをすると、体がじわじわ温まって“自分の体温で温まる”感覚が好きです。
自律神経と脳幹の関わり


ヨガをしているとき、体の深いところでは「脳幹」が働いています。
脳幹は、呼吸・心拍・体温などを自動的にコントロールする場所。
つまり「自律神経の司令塔」ともいえる存在です。
ホットヨガの場合


高温多湿の環境に入ると、体温が急上昇します。
すると脳幹は「体を冷やそう!」と働き、汗をたくさん出させたり、心拍数を上げたりして体を守ろうとします。
その結果、交感神経が優位になり、気分がスッキリする一方で疲労感を伴うこともあります。



ホットヨガ後の“爽快感”は、脳幹がフル稼働して体温を下げようとした反応でもあるんです。
常温ヨガの場合


常温環境では急激な体温変化が少ないため、脳幹は落ち着いて働きます。
呼吸が深まり、副交感神経が優位になりやすく、心が安定してリラックスしやすいのが特徴です。



常温ヨガは、脳幹に“安心していいよ”と伝えるような環境。
だから心が静まりやすいんです。
つまり、
- ホットヨガ → 脳幹が体温調節に忙しく、交感神経が優位 → 活性化&スッキリ感
- 常温ヨガ → 脳幹が落ち着いて働き、副交感神経が優位 → リラックス&安定感
同じヨガでも、脳幹を通してこんなに違いがあるのです。
ライフスタイル別おすすめ


ヨガは、ただ「どっちが良いか」で選ぶものではありません。
大切なのは “自分の生活リズムに合っているか” です。
シーンごとに、ホットヨガと常温ヨガのおすすめを見てみましょう。
仕事帰りの夜


- ホットヨガ:一日の疲れを汗と一緒に流したい人におすすめ。ただし帰りが遅いと体が目覚めすぎて眠りにくいことも。
- 常温ヨガ:副交感神経を優位にしやすく、リラックスして眠りにつきやすい。



夜遅くにホットヨガへ行ったら、逆に目が冴えて眠れなくなっちゃった…
朝活したい人


- ホットヨガ:体温が上がりすぎると出勤前に疲れてしまうことも。
- 常温ヨガ:呼吸と軽い動きで脳幹が安定し、自律神経のリズムを整えて一日をスタートできる。



朝に常温ヨガをやると、その日一日、心が落ち着いて過ごせるんです。
休日のリフレッシュ


- ホットヨガ:しっかり汗をかいてデトックス気分を味わいたい人におすすめ。
- 常温ヨガ:穏やかに体をほぐし、自分を見つめ直す“休息の時間”にぴったり。
体力や持病に不安がある人


- ホットヨガ:発汗や心拍数の上昇が強いので、体調に自信がある人向け。
- 常温ヨガ:無理なく続けられるので、初心者や40代以降の方にも安心。



運動が苦手な私でも、常温ヨガなら“これなら続けられる”と思えました。
長期的に続けた場合の違い


ヨガは1回のレッスンで変化を感じることもありますが、本当の価値は「続けること」で見えてきます。
ホットヨガと常温ヨガでは、長期的に続けたときの効果や習慣のつきやすさに違いがあります。
ホットヨガを続けた場合


- 汗をかく爽快感がモチベーションになりやすい
- 体力がある人や「運動後のスッキリ感」が好きな人には長く続けられる
- ただし、高温環境に毎回通うための気力や体力が必要で「忙しい時期に途切れやすい」傾向も



ホットヨガは気持ちいいんだけど、終わった後に必ずシャワーを浴びないといけなくて、すぐ帰れないのがちょっと億劫になりました。
常温ヨガを続けた場合


- 季節や体調に左右されにくく、無理なく習慣化できる
- 呼吸や姿勢の変化がじわじわ積み重なり、10年後も違いを実感できる
- 年齢を重ねても取り組みやすいので“生涯続けられる運動”になりやすい



気づけば3年、常温ヨガを続けています。
腰痛も肩こりもほとんど出なくなりました。
つまり、
- ホットヨガ=短期的な変化を楽しみたい人向け
- 常温ヨガ=長期的に体と心を整えていきたい人向け
自分が「どんな未来を描いてヨガを続けたいか」で選ぶのがポイントです。
リビングヨガのおすすめ


リビングヨガは、大阪・福島区にある 常温ヨガ専門のスタジオ です。
高温多湿の環境ではなく、自然な呼吸と体の動きを大切にしながら、無理なく長く続けられるレッスンを提供しています。
30種類以上のレッスンがあり、
- リラックス系からしっかり動くクラスまで幅広い内容
- 呼吸を深めるクラス、姿勢を整えるクラス、体幹を鍛えるクラスなど
- 初心者から経験者まで、自分の目的や体調に合わせて選べるラインナップ



リビングヨガは“無理なく長く続けられる場所”を大切にしています。40代からでも安心して始められるよう、丁寧にサポートしています。
ホットヨガのように汗を大量にかかなくても、常温ヨガだからこそ 呼吸・姿勢・体のバランス をじっくり整えられるのがリビングヨガの特徴です。
まとめ|脳幹からみるヨガの違い


ホットヨガと常温ヨガの違いは、決して「汗の量」だけではありません。
体の深部で働く 脳幹と自律神経の反応 に、大きな違いがあります。
- ホットヨガ:脳幹が「体を冷やそう」とフル稼働し、交感神経が優位に。爽快感や活性化を得やすい。
- 常温ヨガ:脳幹が落ち着いて働き、副交感神経が優位に。呼吸が深まり、安定と回復につながりやすい。



ヨガは汗の量ではなく、“体の仕組みがどう働いているか”を知ると、より自分に合った方法が選べますよ。
だからこそ、自分の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
もし「長く続けられる習慣」を大切にしたいなら、常温ヨガに特化したリビングヨガが安心です。
福島区で、自律神経と体のバランスを整えながら続けられるヨガを探している方は、ぜひ一度体験にいらしてください。