リビングヨガが始まって14年目を迎えるわけですが、14年間変わらず人気なレッスンがあります。
それは「骨盤調整ヨガ」です。
この、骨盤調整ヨガは14年前から毎回ず〜っと同じ内容を繰り返し繰り返し行っているのです。
それでも変わらず人気な訳は、やっぱり骨盤がいかに大事なのかを皆さんなんとなく分かってらっしゃるからだと思います。
そして骨盤にはその人の身心の勢い=体力・意欲が正直に現れています。
「元気がない」と本人が言っていても、
本当は体力が有り余っているのに活かすことができないだけなのか、
本当に身体の力が抜けてしまっているのか、
あるいは孤独な状況がそこにあるのか、
意欲といっても単なる思い込みなのか、
骨盤はウソをつきません
ヒトの進化を見てみると、
実は、サルとヒトは頭蓋骨や手の形の違いよりも、
骨盤周辺の筋肉の発達の差、
つまり、お尻の大きさや格好の差のほうが
ずっとはっきりしているようです。
お尻(=骨盤)は、
人間らしさを決定づける大変「知的」で
デリケートな場所だということです。
足腰が丈夫な人は健康だ、
腰の据わっている奴は決断力があるなど、
腰というのが人間にとって、
要になる部分だというイメージはあると思います。
骨盤の動き方は、
身体全体の健康はもちろん、
心の状態とも密接につながっているんです。
特に、現代人の疲れは、慢性化して抜けにくいようです。
仕事や生活の質が、
肉体労働より頭脳労働に偏っていることもあるんでしょうね。
何か特定の疾患があるというよりは、
なんとなく体調がすぐれない、
気分が重いという人が多いですよね。
そういう人たちは、
骨盤の弾力が失われてきているということ。
本来骨盤というのは、
かなり開いたり閉じたり、上がったり下がったり、
前後に傾いたり、ねじれたりしています。
朝と夜では違うし、季節によっても変化します。
生理の前と後ではかなり違うし、
集中しているときと気が散っているときでも
状態が全く違ってきます。
更年期や思春期にも大きく変化もしますね。
身体は体内のリズムや環境の変化に応じて、
常に自分で自分を調整しようとします。
それが一番端的に現れるのが骨盤の動きなんです。
だからこそ、
私たちの骨盤の機能がどんどん落ちている今、
身体の内側の声を聴いてあげてください。
骨盤の声に耳を傾けてあげてください。
骨盤が本来のしなやかな弾力を取り戻すと、
ずっと生きやすくなります。
身体の健康面においても、
心の面においてもです。
骨盤を整えて、身体も心もハッピーになりましょう!